何がどれだけ必要なのか落ち着いて考えましょう

http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20110315/1300127183

東北地方太平洋沖地震発生以降、自宅(千代田区)周辺のコンビニやスーパーを眺めた結果抱いていた予想が大体あっていたことが、上記のエントリである程度裏付けがえられました。

東京都内では深刻な食料不足なんて無い、焦って食べ物を買い集める必要なんてない、ということです。

現在、付近のコンビニではお菓子やインスタント食品、お弁当関係が軒並み無くなって棚が空っぽになっています。しかしながら、「四川中華なんとか菓子」とか「沖縄そば」とか「ワンピースグッズ付きカップ麺」とか、いわゆる「ビミョー」な商品、人気のなさそうな商品に限ってはまるまる残っていたりします。そこからは、本当に食料不足になるという危機感ではなく、皆が書い急いでいるからなんだか不安だし私も!でもこれはイマイチだから別に買わなくてもいいか、という意識が読み取れるような気がしてなりません。

東京では3日間以内に70%の確立でM6規模の地震がくるという予測が出されたために、その備えとして色々なものが買い漁られたという見方もあります。実際、懐中電灯、電池、カセットコンロのボンベなどなど一部の商品に需要が集中していることからもそれがわかります。一方では、非常時の栄養源として重宝されるチョコレートはかなり売れ残っていたりして、本当にみんな緊急時の備えのために書い急いでいるのかという疑問が湧いてきます。

あくまで身近な場所を数カ所観察したことからの推測ではありますが、どうも東京都内における買い急ぎは本当の危機感からくるものではなさそうです。

上記エントリでも述べられているように、流通は機能しているということなので、都心の皆様におかれましては冷静になり、必要なものを必要なだけ(普段の買い物と同じものを同じ分量だけ+必要最低限の非常用物資)を買い求めるようにしましょう。被災地の人たちの状況から比べれば、都内の我々が震災から受ける影響なんて誤差の範囲といっていいでしょう。だからこそ、冷静になり、無駄な買い物をするくらいならそのお金を義援金として被災地に送るくらいの余裕を持ちたいものです。