それLispなら

Lispだったら、nilは()だからeach的なこと(mapとか)するときにいちいちチェックしなくてもいいんですよ、とか言ってみたり。Lispのことは聞いてねーよってやつですね、すいません。

while(!@err)
 r,w,e = select(@socks)
 next if r.nil?
 r.each { |sock|
  case sock
  ...
 }
}

これは、selectから返されたrがnilだった場合に、それに続くr.eachでエラーにならないようにするための処理だが(注:実際にはタイムアウトのパラメターを与えていないのでnilが返るはずはないのだが、とりあえずそれは無視していただきたい)、この一行がどうにも読みにくくしている。

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Lispnilが偽で、nil以外は真で、しかもnilは()である、っていう世界は最近とても合理的なように感じる。この点においては、Schemeの#fよりも好き。nilを()と考えた奴(マッカーシー先生?)は天才だとおも。