理由付け能力

中学生のころ、姉に日記(担任に提出する連絡帳に日記欄があった)を読まれて、ひどく怒ったことをぼんやり思いだしていたときに、ふと「なぜ人の日記を見てはいけないのだろうか」という自問に答えようとして、答えにつまった。

人の日記を見てはいけない、ということを一般化すると、他人のプライバシーを侵してはいけないということだ。なぜ他人のプライバシーを侵してはいけないのか。プライバシーとは、大辞林には「私事。私生活。また、秘密」とある。これは侵された時点で、「私事。私生活。また、秘密」ではなくなってしまうから、という屁理屈もありかもしれないけど、それでは納得できない。法律で定められているから、というのも答えにならない。法律が定められた理由があるはずだ。

家に帰ってきてから、適当にググったり民法を眺めてみたりもしたけど、法律のはなしはよくわからない。。

そんなことをしながら、こういうある種答えのなさそうな問いに、もっともらしく理由付けをして人を納得させる能力って社会で生きていくには重要なんだろな、と考えはじめた。その理由が正しい/正しくない、あるいは本人が信じているかどうかすらあまり問題ではなく、人を納得させられるという能力は重要そうだ。それを(個人的に思うに)悪用したのが細木数子とかオーラのうさんくさいおっちゃん(江原だっけ?)なんだろう。