ハチロク世代が本読まないとかそういう話について個人的にふわふわ思ったこと

まとまりのないはなしを。

勉強会について

まず勉強会について。俺は勉強会っていうのは、名前は"勉強"だけど"勉強したくなるための"会であると思う。

"私塾"を先陣切って開くと何が嬉しいかと言うと、

  • たくさんの人と知り合える
  • スキル、知識、経験値が向上する
  • 日常で脳が無意識に"私塾"に関連するテーマをスキャンし始める
  • 他の人に楽しんでもらえる

というように「私熟」が加速されるのです。(脚注:id:syou6162が悔しいほど知的能力が高い(そして変態的である)のは、数年前から独自に勉強会を開くなどして頻繁に私熟機会を持っていたからだろう)

私塾なんてハチロク世代には日常そのものですよ - ミームの死骸を待ちながら

id:Hashがわかっている(と思うけど)ならいいんだど、勉強会をやっただけでは"スキル、知識、経験値が向上する"なんてことはない。継続的に本なり1つのコードを読むという活動をしている"地道系"な勉強会はその限りではないけど、id:Hashが述べているような"オフ会のノリでしょっちゅう開かれている"勉強会では、"スキル、知識、経験値が向上する"ことはない、というのが俺の思うところ。

そんで、"たくさんの人と知り合える"とかそこらへんの項目には同意。

俺が勉強会に行くのは、人と会って、「ああ俺もっと勉強せんとだめだなー」とか、「おーこれはもっと深追いしたい!」とか、そういう刺激をもらいにいくためであるし、勉強会ってのは「勉強したい」という意識を喚起させることが本質なのではないかとも思っている。

人間の意思なんてものは弱いもので、とくに意思の弱い俺のような人間は、自分よりすごい人を見て、焦ったり、憧れたり、ライバル心燃やしたりしてモチベーション保たないと勉強続けるとか難しい。

啓蒙することのインセンティブ

なぜ、上位レイヤの人間が下層レイヤの人間にわざわざコストをかけて教えてあげなければならないのだ?

啓蒙活動の結果、ロリメイドな若い嫁さんでも手に入るのか?

啓蒙をすることによって得られるインセンティブは支配だ。

そもそも、支配欲求のないギークが大半なのに(dankogaiみたいなのは希少)、教えることで得られるインセンティブは何だ?

上位レイヤの人間がそこで得るインセンティブはなんだ?

むしろ、馬鹿が大勢いたほうが搾取構造を生み出せるからインセンティブが大きいと考えるのが普通では?

http://d.hatena.ne.jp/kajuntk/20080702/1215002592

上記のエントリの言っていることは、言葉がキツいところもあるけどまーそうだよなーという感じで読んでいた。

ただ、「啓蒙をすることによって得られるインセンティブは支配だ」ってのはどうなんだ?と思った。もちろん、id:kajuntk さんにとってそうだというなら否定はしないんだけど、万人にあてはまるように言われてしまうとなぁ。

啓蒙をすることで支配を得ようとしているなら、無料(や非常に安い料金)で参加できる勉強会やカンファレンスも、支配が目的なんでしょうか?支配が目的であるとしたら、その"支配"が何を指しているのか俺にはわからない。

人に啓蒙をする動機として、「皆で好きなことの話をできたらハッピーだよね」っていう気持ちもありえるんじゃないか(烏合の衆といわれてしまいそうだけど)。自分の知っていることを人に啓蒙して、その人がその事に興味をもって詳しくなって、その人とより深く共感できる、議論できる。そういう楽しみもインセンティブとしてありなんじゃないかな。これも"支配欲求"なんですかね?

そろそろハチロク世代について一言いっておくか

id:yuyarin曰く

同世代が集まって馴れ合ってやんややんや騒ぐだけのグループにするつもりは無いです。

ということだけど、俺は「仲良くできる人がみつかって、楽しければいいじゃーん」というダメな人です\(^O^)/

もちろん技術的な面白い話ができる人もいて、高邁な目標に向かってどうこう、という活動をするにもいい場所だとは思っているけど、やっぱり俺にとって遊ぶ場所という認識が第一にくるね。サーセンwwwww