彼氏がデスクトップPCつかってた、別れたい

なんていう日がくるかどうかはしらないけれど、ここ数年でノートPCはかなり"使える"ようになってきているように感じる。デスクトップPCの利点として語られてきたことも、随分と差が埋まってきたんじゃないだろうか。少なくとも個人的には、もはやデスクトップを買う理由は安さくらいしかなくなってきているし、人にPC選びの相談をされたときは、「よっぽどのこだわりがない限りノートにすべし」と答えることにしている。

  • デスクトップPCのほうが性能云々

デスクトップのほうが最新のがんがん発熱するCPU使えるっていうのはたしかにある。でも、そんな最先端のCPUもってきて何に使うんですかっていうと、日常的にそんなにCPUパワーを必要とする処理ってなかなかしないんじゃないだろうか。せいぜいPhotoshopとかIllustratorとかInDesignくらい?

ここ数年は、CPUよりむしろメモリなりHDDなりの進歩のほうが体感的な快適さに大きく寄与しているように思う。パソコンがガリガリいって処理が遅い!と不満をもっている場合は、IOがボトルネックになっているんだろうからHDDを換えるとかメモリ増設のほうが快適になるんじゃないの。

ノートだとHDDの容量たりないって人は、エロ動画自重するかUSBのHDD買えばおk

  • デスクトップPCのほうが拡張性云々

これはもうかなり差が埋まってきてるんでないかと思う。USBで随分なんでもできるようになったし。PCIはもはや一部の特殊な人向け、と思っているんだけどどうでしょう。

  • ノートはディスプレイが小さい云々

でかいディスプレイにノートつないで作業すればよい。それに、ディスプレイが小さいと作業できないっていうのは、グラフィックなりマルチメディア系の人ならまだわかるんだけど、文字ベースの対象で作業する人(プログラマとか)の場合は単純に気分の問題じゃねーのと思う。いや気分はそれなりに重要な要素ではあるんだけど、あまり本質的に作業効率に影響を与えるファクターではないだろうし、ツールなりなんなりの使い方を考えることで改善、あるいはより快適になりうる。たとえば馬鹿みたいにたくさん開いていたウィンドウをタブにまとめるだとか、ターミナルだったらGNU screenつかうとか、widen-window.elつかうとか、Virtual Desktopなんたら使うとか。

でかいディスプレイの買えない貧乏人は小手先の工夫で勝負するしかないんです、とかいう。

ノートPCの魅力

一番はやっぱりどこでも場所に縛られずに使える、というところ。最近は長時間バッテリーが持つものもそれなりにあるみたいだし。ベッドの上だの机の上だの、そのときの気分でどこでも作業できるというのは、一度慣れてしまうと同じ場所に縛りつけられるデスクトップPCをメインには使いたくなくなってくる。ノートPCを縛りつける最後の線が電源なんだけど、これもはやく無線化されないかなーと期待している(Intelがそういう研究をしているらしい)。

つまりは

一人暮らしの家にデスクトップPCが3台ある状況をどげんかせんといかん。

近い将来、デスクトップ1台(仮想化してサーバー用途のOSと、Windowsを動かしておく)+ ノート1台 とできればそれが幸せそうであると思う。