泥カンについて一言

目立ちやすいように、上のほうに追記、コメントへの反応など書いていきますね。

追記1

伝えたかったメッセージは『IT全部が泥ってわけじゃない』なんだけれど

(中略)

泥もあるし泥じゃないところもある。全部が泥っぽく語られる記事で盛り上がっちゃったので、それはちがうだろ、こんなに面白そうにやってる人達もいるよ、そういう業界なんだよ、というのを伝えたかったんですけどねぇ...。

個人的には、下請けで3Kだなんだいわれるような状況で働いているプログラマの方々(階層)を意図的にスルーしているような印象を受けました。

面白いことをやっている優秀な方々を集めれば、「IT業界にはこんなおもしろいこともある!」というアピールにはなるとおもいます。そういう意味では大変面白いカンファレンスでした。

ただ、「IT企業はほんとに泥のように働かされるのか」という問いへの答えとして、id:wa-renさんのブログに「泥じゃないよね?うん」と書いてあったのはあまりにお粗末だと思います。

あと学歴云々はゼロじゃないけど東大と括るのはどうかと。加藤さんも私もそんな偏差値高い大学でてるわけじゃないですしね。

これは書き方がよくなかったと思いますが、東大という言葉を「優秀であったり、意識の高い人達」というまとまりのシンボルとして使っているところがあります。

「東大→大企業→泥なし」と、なぜそう誤解されてしまったのか

カンファレンスの訴えていることを誤解したというより、懇親会で話した内容などをふまえて、はやみずが感じた、というだけです。

ただ良くないと思うのは、「IT業界全体が泥のように働かされるわけではない」というなら、「泥のように働かされている」人達と、今回の泥カンのような「楽しそうなことやってる」人達の対比があってこそ、業界の中での違いというのがわかるんじゃないでしょうか。「楽しそうなことやってる」人達だけを集めてきて、話をすれば、「そうかIT業界はたのしいのか」と思う人はいても、「たのしい"ところもある"のか」と思える人は少ないのでは?違いをアピールするには、対比させないといけないと思います。ただ、それがイベントとしてできるかどうかは難しいのかもしれませんが。


ついったで泥カンについて感じたことをつらつらと書いたのと、それに対する反応などあったので、いくつかピックアップしたい。

その前に

泥かどうか、って議論は「泥じゃないよね?うん」で終わりだと思っていたので、それ以外のところで色んな会社や業務があって、それぞれに個性ある人たちが誇りを持って仕事をしている、というところが伝わればと思っていた。懇親会を通じてこのあたりは伝えることができたんじゃないだろうか。

第1回泥カン無事終了。 まとめと一部スライド公開 - キャズムを超えろ!

「何いってんの?」と思った。


ここから下は、ついったでの発言と、適当にピックアップしたリプライなど。文章にまとめる気もおきないような愚痴じみた内容。人の発言の内容は、id:hayamizのうろ覚えの記憶なので、あまり内容に信憑性はないものとして読んでもらえるとよいと思います。

ついったの発言は、オープンになっている人のものの中からのみピックアップしてあります。もし問題があるようなら削除しますので、適当な手段で連絡してください。

  • natsutan: 泥カンは、もっと回数増やしていろいろ聞きたい。このまま終わると、東大出ると大企業入れるから泥のように働かなくてよいよ、になりかねないな。でも、どうしてよいのかノーアイデア*Tw*
  • hayamiz: @natsutan 「東大出ると大企業入れるから泥のように働かなくてよいよ」が結論だったように思いますね。
  • hayamiz: 泥カンでのやりとり「(SIの関係会社について)まあここにいる皆さんは行くことはないような会社だとおもいますが」「ちょwww ustされてるよwww」
  • hayamiz: あのやりとりを聞いて、ああこの集まりは本当に泥のように働いて、会社から道具のように使われている人達のことは対象外なんだなと思った。
  • natsutan: それは僕も疑っていなくて、だからこそ良い大学出た人はできるだけ大企業に行って欲しい。子会社より親会社、日本法人より本国。弱小ベンチャーの、一緒に夢追おうぜ!にだまされるな。一度大企業行ってからでも夢追えるよ>< *Tw*
  • hayamiz: 泥カンの懇親会で、そのへんどうなのよという話をある方としたら、「ターゲッティングの問題」だと。泥カンにでるような人達は、実際に泥のように働かなければいけない職場にいくことは少ないだろうから、その人達が行くような企業はどんな感じなのか伝えることが重要なんじゃないかと、いわれた。
  • hayamiz: 「みなさんの行けるような会社なら泥のように働かなくてもよいです」という暗黙の前提があるという点で、非常に気持ち悪い集まりだった。懇親会はたのしかった。
  • hayamiz: 懇親会では「IT業界というひとくくりでみて、全部が全部泥のように働かなければいけないと思われてしまうのが問題」とも。ヒエラルキ
  • amachang: @hayamiz 泥だった人として、ちょっと切なくなっちまいました。 IT 業界は光と陰があるのかもしれませんな。
  • Mizunasu: @hayamiz 例の東大のやつですかね。IT業界のキツさが色々言われると、カウンターパンチとして、必ずエリート層が出てきて否定する構造ってのはどうにかならんもんかと、現場にいる人間は思ったりするんです。
  • amachang: @hayamiz そこは事実そういう世の中なので否定しない。でも、低学歴の人には関係のない話だなんて悲しすぎる。そういう感情論です。すみません。
  • hayamiz: @amachang 確定ではないにしろ、学歴と仕事のヒエラルキの高さには相関があるとおもいますよ。残念ながら。アメリカだと日本よりももっとひどい学歴社会らしいと聞きますね。
  • hayamiz: 「それが脈々と続いてきた日本の産業構造で、きっとどの業界でも同じなのではないか。これからも変わることはないだろうね」という懇親会でのおはなしでした。
  • hayamiz: @amachang 感情論になってしまうものわかります。というか、自分もどうも釈然としなくて、懇親会である方に気持ちをぶつけたところ帰ってきた答えがさっき書いたことなので。
  • amachang: 自分の感情を書く。悲しい。悲しい。悲しいよ。悔しいよ。「泥」の存在は認めたうえで、エリートに「君たちには関係ないことだよ」っていうためのカンファレンスだったのか。もし事実だとしても、正しいとして、悲しいもんは悲しいよ。そんなこと言われたら。
  • hmori: @amachang 多分逆だと。きみたちはこんな泥の中に入る必要性もないだろうから関係無いよって言っていると思うが
  • kinneko: 泥ネタtwitterで再燃?東大の泥パネルは、泥を知らない、泥と関係ない人が集って、なんで泥じゃないって話をしているのか意味がわからなかったのは禿同だ。


泥カンの暗黙のコンテクストには嫌悪感を感じたけど、いろいろな話が聞けたこと、懇親会でつっこんだ話ができたことなど、非常に勉強になる集まりでした。主催者の方々おつかれさまです&ありがとうございました。