パンの耳について

今まで理解を得られたことがあまり無いのだけれど、食パンは耳が主役であると思うのです。

食パンを彩る色合い、香ばしさ、歯応え、味、どれをとっても食パンの耳は白い部分よりも優れているはずなのですが、なぜか理解をえられません。

よく考えてみてください。北京ダックはどこを食べるものですか?そうです。香ばしく焼き上がった皮です。それと同じです。

しかも、多くの人は食パンを食べるときに焼くと思うのですが、それはつまりあの白い部分に歯応えと香ばしさがないから焼いているのでしょう。耳には、白い部分には欠けている要素が既に備わっているのです。

また、白い部分がおいしいと言っている人でも、耳や焼いた表面との歯応えや味の違いからくるおいしさが好きな人が一定数いるはずです。彼らが好きなのは白い部分ではなく、耳と白い部分の集合体としての食パンであり、そしてその主役は紛れもなく耳なのです。

サンドイッチは耳を切り落とすだろうという反論をする人もいますが、それは見当違いな反論です。サンドイッチはあくまで中身の具が主役であり、主役級の耳がいては味が衝突してしまいます。中身を引き立たせるには、味の主張のない、名脇役である白い部分だけである必要があるのです。つまり、この反論はむしろ耳の主役級の存在感を肯定していると捉えることができます。

何が言いたかったかというと、深夜に食べる食パン最高。

アリエッティみてきた

感想を一言でいうと、つまんなかったです。

以下、ネタバレを含むのでまだ観ていない人は注意。

まず自分の評価基準として、理屈抜きで物語に没頭できるか、「次はどうなるの!?」という気分にさせてくれるか否かというところが第一なんですが、その観点からいくとアリエッティは全然ダメでした。物語に全く引き込まれない。というのも、話の要所要所が不自然すぎて観ながらツッコミを入れてしまうんですよね。いやいや簡単に心開きすぎだろとか、見方によってはそもそも翔が床下ほじくり返してドールハウス置いたりしたのがいけなかったのにどうしてそんな簡単にアリエッティは翔のこと信頼しちゃってるのとか。結論ありきでそっちに話をもっていくために無理矢理話のつじつまを合わせようとして失敗している感が否めない。そんでもって結末に何か意外性があるわけでもなく、はいそうですか、みたいな終わりかたをされてもなんだかなあと思いました。

物語の設定自体は悪くないと思うけど、それを全く生かせてないですね。

良いところをあげるとすると、髪をとめていないアリエッティがかわいいというくらいでしょうか。CMの髪留めをしたアリエッティは全然かわいくないよ。

小中高生の自由研究相談会&科学体験イベント

宣伝です。

http://kenkyu.info/img/festa2010.jpg

科学自由研究の国際大会(Intel ISEF)日本代表と話をしよう

「科学自由研究フェスタ」は、NPO法人日本サイエンスサービス(NSS)の科学自由研究コンテスト受賞経験スタッフが、小・中学・高校生の方の、科学自由研究の悩みの相談に乗ったり、過去の研究作品を展示したり、ネタになりそうな内容を紹介したりするコミュニケーションイベントです。自由研究でお悩みのみなさん、自由研究好きな連中と話してみたいというみなさん、どなたでもお気軽にご来場ください。

自由研究の相談会では、「自由研究ってどうすればいいかわからない」「何をすればいいか困っている」といったお悩みから、「○○を××する方法がわからない」など具体的な質問まで、どんな相談でも幅広く受け付けています。物理、科学、生物、地学、・・・など様々なバックグラウンドを持つスタッフが親身になって相談に乗ってくれます。

また、自由研究のネタ紹介では、様々な体験ができるコーナーを設けています。

  • 顕微鏡でいろいろな生き物を観察
  • サーモグラフィ、ガイガーカウンタ、ハイスピードカメラなど測定・分析機器体験
  • 最新のパソコン展示と、その場で合成写真を撮影できるコーナー
  • 自由研究の世界大会Intel ISEF出場者や、スタッフによるポスター発表

夏休みに自由研究をする小中学生を対象とした展示ではありますが、大人でも十分楽しめる内容になっているので、今週末は是非上野の科学博物館へお越しください。

NILFS2からext3に戻した

「半導体ディスク(SSD)上のベンチマークで最も速かったファイル・システムはNILFS」ということらしいので、SSDをノートPCに換装してからしばらくの間NILFS2を使っていましたが、色々と実用上問題が出てきたのでext3に戻すことにしました。

結論から言うと、NILFSはノートPCで使うべきファイルシステムではないということですね。どんな用途が最適なのかはよくわからないのですが、データが容易に消えてしまっては困るサーバー系には向いているのかもしれません。

パーティションの容量を最大限活用できない

NILFSは過去のスナップショットを保存しているために、パーティションの容量を最大限に使うことはほぼ不可能です。まず120GBのパーティションをNILFSでフォーマットしてマウントすると60GBに見えます。ドライブを1台しか搭載できないノートPCにおいて、ディスク容量が半分になってしまうのはかなり痛いです。

また、過去のスナップショットを放置しているとスナップショットがどんどんディスクの空き容量を圧迫します。単にファイルを削除しただけではスナップショットは残っているので、スナップショットも削除しないと空き容量が増えません。しかもスナップショットを削除してからようやくGCが走りはじめて空き容量を確保しはじめるので、「空き容量がなくなる→スナップショット削除→空き容量が増えるのをぼんやり待つ」ということを何度が繰り返しました。

まだ安定していない

Linuxのメインラインにマージされたものの、安定したファイルシステムかというとそうではないようです(マウントするときにも"重要なデータはおかないように"という警告が表示されます)。使っていて出会ったバグとして、「削除できないファイルができることがある」というものがありました。Google Chromeのキャッシュファイルでときどきできるのですが、削除しようとするとrmコマンドがsegmentation faultで落ちて、その後OSごと固まって死ぬという割とクリティカルなバグでした。

今後の改善に期待、ということで。

排水溝のニオイとり

気温が上がってきて、洗濯機の排水溝やら風呂場の排水溝からなんとも言えない臭気がこみあげてくる日々が続いたので、これはいかんと思っていろいろ試してみました。

洗濯機の排水溝

まず臭いが気になったのが洗濯機の排水溝でした。こいつは、パイプユニッシュの錠剤タイプを1つ投入したら見事に臭いがきえました。

風呂場の排水溝

洗濯機の排水溝の臭いがおさまった頃から徐々に悪化の一途を辿っていったのが風呂場の排水溝でした。こちらにはかなり苦戦を強いられました。

まず最初にためしたのはパイプユニッシュの錠剤タイプ。しかしあまり効果はでず。

パイプユニッシュ濃密ジェル 1本(800mL)

パイプユニッシュ濃密ジェル 1本(800mL)

その次に試したのはパイプユニッシュのジェルタイプ。しかしこちらもあまり効果なし。その後は錠剤タイプとジェルタイプの波状攻撃を何度も仕掛けるも効果は非常に限定的でした。

ドメスト 500ml

ドメスト 500ml

諦めかけて最後の切り札として投入したのがドメスト。これが功を奏して臭いが一気になくなりました。髪の毛など有機物の溶解にはパイプユニッシュが有効ですが、消臭効果という点でいくとドメストが一歩上のようです。